通学と通信の特徴

2017年の公認会計士試験合格者のうち、学生及び専修学校・各種学校受講生は全体の68.2%、会社員は8.6%でした。多くの人が資格取得の専門学校を利用しているとともに、さまざまな状況で試験に挑んでいることがわかります。受講スタイルは大きく通学講座通信講座に別れますが、通信講座と通学での受講ではどんな違いがあるでしょう。

通学講座は専門学校での教室で講師から対面で講座を受けます。決まった授業のスケジュールに参加できる人や、ほかの生徒と受講することによってモチベーションを高めたい人に向いています。学校によっては、個別ブースを設けライブ映像で受講できたりスケジュールを自分で組めたりと特徴があります。

通信講座は距離や時間などさまざまな事情で学校に通えない、自分のペースで落ち着いて勉強したいといった人にむいています。現在はDVDや参考書だけでなく、web通信を使った受講方法を実施している学校もあります。

通信と通学を組み合わせたコースを用意している学校もあります。自宅での学習を基本としながら出席したい講座のみ出席することや、通学を基本にしながら欠席時は自宅で講義の映像を見て学習することも可能です

それぞれのフォロー体制や教材の違いの有無などをしっかり確認して長く続けられる受講方法を選びましょう。

講座の選び方

公認会計士になるには3000時間以上の勉強が必要ともいわれています。限りある時間をいかに効率よく勉強に費やすかが肝心です。効率よくしっかりと知識を得るために資格取得に特化した専門学校の講座を利用する場合の注意点はどこでしょう。

就職説明会まずは合格実績です。これまでの実績を公表している、又は聞けば教えてくれる学校は信頼できます。合格者数は生徒数に比例して多くなる傾向にありますが、必ずしも合格率とイコールではありません。同じ10人合格でも、1000人中10人と100人中10人では合格率は100人中10人の方が高くなります。どのくらいの生徒数がいるのかや受講内容と照らし合わせて確認が大切です。

フォロー体制と講師も大切です。講座を休んだ時やわからないことがあった場合のフォロー体制はどうなっているのかは講座や校舎によって違いがあります。なかには就職説明会など就職のフォローをしているところもあります。また、試験対策に特化した教えることの上手な講師や、実際に公認会計士の試験に合格した講師がいるかどうかも講座によって違う特徴です。

コースと所在地も大切です。昼間通うのか夜しか通えないのか、通学か通信か、短期集中や科目免除者向けのコースはあるのかなどです。

たとえどんなに受講料が安くても効率の悪い勉強方法になっては講座を受講する意味がありません。冷静に吟味して自分に合った講座選ぶことが重要です。

勉強方法の種類

合格率の低い公認会計士試験に合格するためには、どのような勉強方法があるのでしょう。大きく3つの方法があります。

資格取得の専門学校の公認会計士の講座を受講する方法は、CMや電車内の広告などでもよく目にします。なかには仕事や大学に通いながら通う人もいて、最も利用されている方法です。スクールは資格取得に特化していて、通う年数や勉強方法などさまざまな特徴をもつ専門学校が全国に存在します。通学と通信制の2通りに分けることができて、そのなかでさらに細かく短期集中型や社会人向けなどに分かれています。

会計専門職大学院会計専門職大学院へ通いながらの勉強方法もあります。会計専門職大学院の履修科目を終了すると、短答式科目の4科目のうち3科目が免除されます。ほかの科目に絞っての勉強が可能ですが、入学のためには大学院の入学試験に合格することが必要です。会計専門職大学院へ通いながら専門学校の講座に通う人もいます。

独学のみで市販の教材を買って勉強する方法もありますが、市販の教材の少なさや試験科目の困難さから選択する人は多くないようです。

公認会計士資格を取得する状況や目的は人によって違います。どの勉強方法を選ぶかによってかかる費用も変わってきますが、それぞれの方法や自分の状況を把握して公認会計士試験への合格を目指しましょう。

公認会計士と試験

公認会計士は国が認めた医師や弁護士と並ぶ3大国家資格の一つです。公認会計士試験は合格率が低く非常に難関とされています。公認会計士・監査委員会によると2017年の合格率は11.2%でした。2006年に科目合格制度の導入や受験資格が撤廃されて挑戦しやすくなりましたが、まだ合格率は低い状態です。これほど難関な公認会計士試験に合格するためにはどのような勉強方法があるのでしょう。

資格そもそも公認会計士の資格を得るためには、金融庁の公認会計士・監査審査会が行っている公認会計士試験に合格する必要があります。合格後は2年以上の実務経験を積みながら、実務補修所に通って終了考査に合格してはじめて公認会計士の資格が与えられます。公認会計士試験には短答式試験と論文式試験に分かれ、短答式試験の合格者のみ論文式試験に進めます。短答式試験に合格すると2年間は試験が免除され、論文式試験は合格科目のみ2年間試験が免除されます。試験科目は必須科目が6科目、選択科目が1科目です。その内容を理解する難しさは試験の合格率の低さが物語っています。

最も多い勉強法は、資格取得のために専門学校で公認会計士試験の対策講座を受講する方法です。大学生や社会人にも生徒が多く、通学だけでなく通信制を扱う専門学校もあります。自分の状況に応じてコースを選ぶことが可能です。また、大学院に通う人や少数ですが独学で試験勉強する方法もあります。

公認会計士試験の勉強は長く続き、一朝一夕で合格できるものではありません。モチベーションも大切ですが、効率よく勉強するためにも勉強方法の種類から最も選択者の多い専門学校の講座についてまで説明します。

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